県内の取組み紹介part1(天明農地・水・環境保全管理協定)
熊本市南区で活動を行っている「天明農地・水・環境保全管理協定」では、幅広い活動へ取り組まれていますが、今回は、2つの活動をご紹介いたします。
(1)酸欠魚お助け隊
この取組みは、『資源向上支払(共同活動)_農村環境保全活動_啓発・普及_地域住民との交流活動』及び『資源向上支払(共同活動)_農村環境保全活動_実践活動_放流・植栽を通じた在来生物の育成』に位置付けられる活動です。
啓発・普及は、資源向上支払(共同活動)へ取り組む活動組織においては必ず取り組む必要のある活動で、地域住民等との交流活動は、活動を契機として、農村環境保全活動に対する地域住民等の関心を高めるために行うものです(この他、生物を対象とした観察会や農村環境を再点検するためのウォーキング、下流域と上流域との間での情報交換会の実施等により連携を図る等、様々な取組みがあります)。
天明農地・水・環境保全管理協定では、啓発活動として、水路の締め切りにより取り残された魚たちを助ける「酸欠魚お助け」を実施しており、毎年、地元の子ども達は楽しんで参加し、農業用水路で育まれている生きものを知り、環境を守る意味を学んでいるとのことです。
農業用水路を締め切る際に行うことができる啓発活動!皆さんの活動組織でも取り組まれてみてはいかがでしょうか?
(2)田植え体験学習
この取組みは、『資源向上支払(共同活動)_農村環境保全活動_啓発・普及_学校教育との連携』に位置付けられる活動です。
学校教育等との連携は、活動を契機に農用地が持つ多面的機能(食料の生産・洪水の防止・地下水のかん養等)や、農業用水の働きや重要性等を次世代の子どもたちにしっかりと伝えていくためのものです。
天明農地・水・環境保全管理協定では、複数の小学校の「田植え体験」の開催に協力されており、毎年、地元の子ども達に、田んぼの持つ力や水の大切さ、環境保全の素晴らしさについて伝えておられます。
次世代を担う子ども達の心を育む啓発活動!皆さんの活動組織でも取り組まれてみてはいかがでしょうか?